恋の神様におまかせ♪



俺はずっと悩んでいた。

稲穂のことを。


俺としては、ずっと家に居てくれて全然構わないんだけど、多分それじゃあダメだ。

俺の側に置いて甘やかしていたら、稲穂の為にならない。


でもだからって、家を追い出すことはできないし、稲穂曰く、勘当されるかも知れないらしいし……。


どうしてやるのがいいのか分からなかったので、潤平の知恵を借りることにした。

潤平にだって雪村がいるから、何かいい案を閃いてくれるような気がしたから。



「あぇ〜……?どうするったってなぁ……」


潤平は顎をテーブルに載せて眉を顰めた。

なかなか今の俺みたいな状況になんてならないだろうし、やっぱりそうポンポンあんは出ないよな。



「……、あ、じゃあさ___」











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