恋の神様におまかせ♪



「春代ちゃん、大丈夫?」


悠祐先輩が駆けてきて、春代ちゃんの両肩に手をおく。


よし!うまくいった!

私は隠れて小さくガッツポーズをした。




悠祐先輩から、春代ちゃんに糸が伸びてたの。

色はピンク。

つまり先輩も、春代ちゃんのことが好きってこと!

両思いなの!

だから春代ちゃんが倒れたら、絶対に助けるって思ったの。

大成功だ!


「先生、俺が見てるんで先に行ってください」


後から追いかけますって、真剣な顔をする悠祐先輩。


わわっ!これは想像以上!

おんぶくらいだと思ってた!


先生は暫く考えたあと、わかったと頷いて、
私たちを引きつれて再び山を登り始めた。



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