恋の神様におまかせ♪
「……大丈夫?」
そう聞かれても頷くことしかできない。
収まったけど、またなっちゃうんじゃないかってくらい呼吸が荒い。
それを察してくれたのか、先輩は体を離して座り直した。
「……ごめんな、いきなりキスして」
俯きながら首を振る。
先輩の顔が見れない。
先輩が私の頭を優しく撫でる。
「順序が違うかもしれないけどさ、言っていい?」
小さい声でそう言った先輩に、弱々しく頷く。
言うって何をだろう……?
静かに先輩の次の言葉を待つ。
「……君に、一目惚れしました」
「………へ?」
「……好きだよ」
私は再び過呼吸になった。