恋の神様におまかせ♪
こんな可愛い子を自室にあげて、二人っきりでお勉強。
……生殺しだ。
襲いたくて仕方ないけど、そんなことして怖がらせたくないし。
ただひたすら我慢するしかない……。
そんな俺の心境なんて知りもしない春代ちゃんは、安心しきった表情で俺に宿題でわからないところを聞いてくる。
それに向い合わせで座りながら、出来るだけ分かりやすく解説する。
出来る限りやましいことを考えないように、ひたすら勉強をする。
***
窓の外がオレンジ色に染まっている。
そろそろ切り上げないと、春代ちゃんが家に帰る頃には暗くなって危ない。
「今日はここまでにしようか」
そう言うと、春代ちゃんは頷いて伸びをした。