冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
そんなことを考えて店内を進んでいたら、由佐さんが向かっている方のテーブル席から声がした。
「あ、由佐と紘奈ちゃんが来た」
「本当だ!」
こちらを見ている三坂さんと夏穂子に驚いたわたしは、「えっ!?」という顔をするが、由佐さんはあたりまえのようにふたりのいるテーブル席へ着く。
そこは四人掛けで、最初から合流することがわかっていたみたいな……。
目をぱちぱちしているわたしに、三坂さんが説明してくれた。
「店に忘れ物をしたから取りにきて、コーヒーでも飲んで帰ろうかなとここへ入ったら夏穂子ちゃんがいてさ。ちょうど会社は昼休みの時間だし、紘奈ちゃんと由佐もどうかなって話になって、俺が由佐にメールしたんだ」
「そ、そうだったんですね」
夏穂子の隣に座ったわたしは、目の前の由佐さんをちらっと見る。ちょっと、まったくそんなことを言っていなかったじゃないか! てっきりふたりでお昼ご飯を食べるのかと思って意識して……嫌だ、もう恥ずかしい。
「サンドイッチのランチセットふたつ。飲み物は、コーヒーでいいか?」
しかも由佐さんは、さっさとわたしのぶんの注文も一緒に店員さんにしていて、尋ねられたまま反射的にうなずいてしまった。
「あ、由佐と紘奈ちゃんが来た」
「本当だ!」
こちらを見ている三坂さんと夏穂子に驚いたわたしは、「えっ!?」という顔をするが、由佐さんはあたりまえのようにふたりのいるテーブル席へ着く。
そこは四人掛けで、最初から合流することがわかっていたみたいな……。
目をぱちぱちしているわたしに、三坂さんが説明してくれた。
「店に忘れ物をしたから取りにきて、コーヒーでも飲んで帰ろうかなとここへ入ったら夏穂子ちゃんがいてさ。ちょうど会社は昼休みの時間だし、紘奈ちゃんと由佐もどうかなって話になって、俺が由佐にメールしたんだ」
「そ、そうだったんですね」
夏穂子の隣に座ったわたしは、目の前の由佐さんをちらっと見る。ちょっと、まったくそんなことを言っていなかったじゃないか! てっきりふたりでお昼ご飯を食べるのかと思って意識して……嫌だ、もう恥ずかしい。
「サンドイッチのランチセットふたつ。飲み物は、コーヒーでいいか?」
しかも由佐さんは、さっさとわたしのぶんの注文も一緒に店員さんにしていて、尋ねられたまま反射的にうなずいてしまった。