【未完】入江くんは優しくない。
これは本気の本気でお怒りモードではないですかい。
流石に茶化す気にはなれず。
「どっかカフェでも寄ろっか」
大事な大事な幼なじみのために休憩タイムです。
私はアイスカフェラテ、入江くんはブレンドコーヒーを頼んで席に着く。
ほっと一息つく入江くんを見て、やっぱり疲れてたんだなあとすこーし反省。
「疲れました?」
「見て分かんないの」
「すんません。もうほんっとすんませんっした」
うん、自重しよう。
この扱いづらい幼なじみの怒りを煽らないように。
今回こそやっちゃったかーと思ったけど、どうやらまだ地雷は踏んでないらしいです。
あー良かった良かった。
別の意味で一息ついた私は、入江くんのコーヒーに視線を移す。