【未完】入江くんは優しくない。



「ほら行くよ」


「え?まだ飲み終わってな…いって、もうないっ!え、何でっすか!?」


「今ここで俺が飲み干したから」


「だと思った!!」



うん、そうだよね。それしかないよね!


あーびっくりした。


てっきり気づかないうちに、癖でストローかじかじしながら女子らしからぬ吸引力を駆使してからにしたかと思っちゃいました、えへ。



うん、氷まで溶けて無くなるわけないからね。


中の氷を最後まで食べるのは入江くんの癖だったもんね、うん。



ん?おやおや、私は一体何の弁解してるのかな?


ちょぉっとよく分かんないぞ?


私は自分を女子だと思いたいがために有りもしないでっち上げを公表するところだったんだぞ?


って、んん?なにが言いたいのかしら私は。


う、ついに使い物にならなくなったか。



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