慰めのDISCO
燐に連れてこられたのは、7階建てのマンションだった。
「ここ?」
「そ、ここの7階」
エレベーターで上がると、7階の一番端にある部屋へ向かった。
中はとても殺風景で、必要最低限のものしかなかった。
「なんか飲む?」
「あ、ううん」
「じゃ、風呂入れよ」
「は!?」
燐は笑って、私の鼻をつまんだ。
「別に何もしねーから。汗かいただろ?」
ほら、風呂はこっちだから。と案内され、ご丁寧にバスタオルまで渡された。