慰めのDISCO




「なあ、ルウ」



「んー?」




シングルベッドに二人で入ると、ギュウギュウだけど、それが心地いい。





「明日の朝、フレンチトーストが食べたい」




「作れと?」



うん、と燐が頷いた。
そんな風に頷いたって可愛くないんだから。


「無理だよ。作ったことないし」



「そっか。まあルウの手料理なら何でも美味しいからいいや」





いつも俺様の燐が無邪気に笑うのは、反則だ。私の心は崩壊寸前。







< 32 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop