慰めのDISCO
DISCO4
私は深雪には会わずに、そのまま家に帰ることにした。
明日バイトで修斗に詳しく聞いてみなくちゃならない。
どうして修斗はKのことを知ってるのかな。
玄関を開けると、中から燐が走ってきた。
「どこ行ってた?心配したんだぞ!健斗に電話しても、こっちには来てないって言うし」
「健斗が?」
「そうだ。とにかくどこ行ってた?」
隠してる、私が来たこと。
「ーーー深雪とちょっとね」
嘘ついて、ごめんね燐。
いずれ話すから、もう少しだけ嘘をつかせてほしい。