慰めのDISCO
燐は丁寧な手つきで私の手当てをする。
「ほら、大人しくしとけよ。次こんなことになったら鎖でもつけるからな」
まだ俯いたままの私の頭に手を置いた。
「燐」
「んー?」
燐は救急セットを直して、キッチンに立った。
私はゆっくり燐のもとまで行って、後ろから手を回した。
「何作ってるの?」
「スープ。お前顔色悪いし。これ食ってさえいれば元気になる。何たってオレが作ったんだから」
燐の背中に手を回した。ぎゅうっと顔を埋める。