慰めのDISCO


「何だよ、どうした?」


なかなか答えない私に燐はコンロの火を止めて、私の方を向いた。


「どうしたんだよ、ルウ。なんかあるなら言え」


「燐」


「ん?」



燐は真っ直ぐに私を見た。



「好き」

「それ言うために来たのか」

燐はゲラゲラ笑ったけど、私の顔を見て、次第に真っ直ぐ私を見つめた。






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