慰めのDISCO
燐の規則正しい心臓の音が聞こえて、安心する。
ここに存在して、生きてるんだって、実感する。
「燐、どこにも行かないよね」
「行くわけないだろ」
そうだよ、燐は絶対どこへも行かない。
私を放って、どこかに行くとか、もう会えなくなるとか、そんなこと、絶対にない。
「私がおばあちゃんになっても、傍にいる?」
「うん、いる」
燐はきっと何も分からないまま、私の意味不明な問いに答えてくれている。
安心をくれる。