慰めのDISCO
「私より綺麗な人に誘われても?」
思わず私が笑って、目から涙が流れた。燐は指でそれを拭って、にやりと笑う。
「それは迷う」
私が唇を尖らせると、触れるだけのキスをした。
「嘘。お前は綺麗だ、俺一目ぼれだから」
私が言葉を発する前に、燐はまた唇を塞いだ。
今度は触れるだけじゃなかった。
そのままベッドまでなだれ込み、押し倒されると、燐は私の首に手を置いた。
押さえられると、自分の脈がはっきりと感じられた。
「もしお前が他の奴に目移りしたら、相手の男を殺して、お前を一生監禁する。下の世話まで俺がやるから安心しろ」
「殺すなんて、物騒なこと言わないで」
「目移りすることは否定しないのかよ」
私は勢いよく、上半身を起こして、燐に触れるだけのキスをした。