気づけばあなたに
まあ、こんな感じで仕事が始まる。
なんらいつもと変わらない朝の仕事前の風景だった。

この後、定時になり、グループごとの簡単なミーティングというか朝礼のようなものがあり、私達はそれぞれの位置で業務を開始した。

これでもグループリーダーの私は、部下の進捗状況を確認しながら、それぞれに必要な指示を出す。

私自身も大きな案件を抱えている。
「新名、この後私と打ち合わせするからこのまま残って」

新名龍斗(にいなりゅうと)、私の2歳下の頼れるやつ。
今、わがグループでは絶大な信頼を寄せている。
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