Mirror World
準備
「とりあえず、外に出るときはこれを着て」
ダイヤのようなマークが刺繍されてある茶色のマントを渡された。
留具のとこもダイヤの形のバッチになっていた。この国のマーク的なものなのかな?
「名前は?」
「レイです」
「俺の名はレムロード、よろしくなレイ」
レムロードはそう言うと優しく微笑んだ。
先ほどと別人のような柔らかい表情に少しドキッとした。
「まずこの国の者だと思われるために、この国の服を身につけていたほうがいい」
わたしたちは外に出て、国の外へ出るための準備をすることにした。