Mirror World
「いらっしゃい」
中に入ると、中学生ぐらいの男の子が寄ってきた。店番しているのかな。
「ロトンヌさんいる?」
「姉ちゃんね、ちょっと待っててー」
なんだ姉ちゃんに用かよ、とぶつぶつ言いながら男の子は奥の部屋に入っていった。
入っていったことを確認すると、レムロードがちょっとこい、と手招きする。
「ロトンヌさんは人種差別とかあまり気にしない人だが、バレないように気をつけて」
と小声で言ってきた、わたしは頷いた。
ここに置いてある服もダイヤの刺繍がされている服が主だった。
フリルが付いてある物やシンプルなスカートタイプの物や色々あり、心が踊る。
「レムロード、久しぶりね」