Mirror World
「お!レムロード!新しいタイプの大剣を手に入れたんだ!」
ガタイのいいおじさんがレムロードを迎え入れる。
手渡された、先の方に向けてギザギザになっているタイプののこぎりのような大剣をレムロードは眺める。
「うーん…俺はこのタイプは使いこなせない、今回はいいや」
「そうか…じゃあいつものタイプでいいか?」
「はい、お願いします」
何を話してるのかわたしにはちんぷんかんぷんだ。
古そうなものや、日に当てたらキラキラ光りそうな真新しいものまで揃っている。
いつもここでお願いしているのかな。
「ありがとうございました、またお願いします」
「おうよ!」
おじさんは手でグッとポーズをした。
わたしたちは防具屋を後にした。