Mirror World

「あの夜…何で俺は……!」


わたしに背を向け、目元を隠す。
泣いているのだろうか。
レムロードは一体、ここに来るまでに何があったの?王女様と一体何が…


「…こんな話をして済まなかった、忘れてくれ」

レムロードは振り返って苦笑いする。


「さぁ、食べよう。口に合うといいんだが」


いつの間にか料理は出来上がってたようだ。
テーブルにサラダとシチュー、パン、ポトフなど置かれてく。


「美味しそう…!」


「召し上がれ」


「いただきます!!…美味しい!!」


シチューもポトフも美味しい!


「レムロードって、料理上手なんですね」


「ずっと気になってたんだが…その中途半端な敬語やめないか。」


「あっ…すみません」


「別に俺はそういうの気にしないし、もっと気軽に話してもらって構わない」

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