光の先へ
ガヤガヤザワザワ・・・

クラス発表の紙が張り出され、皆がはしゃいでいる中、
私は1人の人を待っていました。

(もう5分遅刻じゃんかぁ・・・)

つぶやいている間に彼女は来ました。

「ご、ごめん、待ったっ!?」

彼女は息を切らせ、その顔をあげました。

「5分遅刻ぅー」

私は笑って答えます。

「さっ、クラス確かめに行こっ♪」

彼女・・・神下零は、自分が遅刻したことも忘れて走って行きました。

「ちょっと待ってってーっ」

私も彼女の後へついて行きました。
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop