君が残してくれたもの
「洋楽?英語、苦手だからわかんない。なんて言ったの?」
振り返って尋ねた私に、微笑みかけると、桜樹は私の目を見たまま…
「だから今日から永遠に私はあなたのもの。ただ優しく私を愛してくれれば、私はあなたに全てを捧げる」
夕陽があたった桜樹がとても綺麗で、時が止まりそうだった。
言葉が出ないまま、桜樹の視線に捕まったまま…私は息をするのも忘れていた。
と、その時窓から風が吹いた。
桜樹の視線から外れた瞬間。
やっと体が動いた。
私はとっさに、
「あ、今日…特売デーだった。じゃ、じゃあね…」
桜樹が顔も見ないままで、立ち上がった。
そのまま、音楽室から飛び出した。
振り返って尋ねた私に、微笑みかけると、桜樹は私の目を見たまま…
「だから今日から永遠に私はあなたのもの。ただ優しく私を愛してくれれば、私はあなたに全てを捧げる」
夕陽があたった桜樹がとても綺麗で、時が止まりそうだった。
言葉が出ないまま、桜樹の視線に捕まったまま…私は息をするのも忘れていた。
と、その時窓から風が吹いた。
桜樹の視線から外れた瞬間。
やっと体が動いた。
私はとっさに、
「あ、今日…特売デーだった。じゃ、じゃあね…」
桜樹が顔も見ないままで、立ち上がった。
そのまま、音楽室から飛び出した。