君が残してくれたもの
「あの、ミライ?とは、あの、タイムマシーンとかでこう、引き出しから出てきたり…」


ミライから来るとなると、この絵面しか浮かばなかった。

クルクルする頭の中で考えて考えて、でも、やっぱりわからない。


桜樹は首を傾げて、


「僕は引き出しからは出てこなかったけど。タイムスリップができるんだ、僕のいる時代ではね」


そういうと、光の輪のようなものを腕に通した。

七色に点滅して、どんどん体に光が広がっていく。


「え?何?どうしたの?」


私達3人は、ひっつきあって後ずさりした。

未確認生物?

ちょっと理解の範疇を超えてきてるんですけど!
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