君が残してくれたもの
学校ではない場所で見る久保川くんは、久保川くんという存在を一気にリアルなものにさせた。
思っていたより大きくて、豪快で、低い声で、私や樹里や母とも違う生き物なのだと再認識した。
気づけば久保川くんのことばかり。
彼氏もいたことない私なもんだから、家に男の子が来たってだけで、こんなに動揺しまくってる。
そんな自分の心に話しかける。
「あーそれより、机探して…ピアスに茶髪の色白男子も、探さなきゃ」
煩悩を断ち切るかのように、私は自分に言い聞かせた。
あの画像は、本当に私たちなのかな。
記憶にはないのに…こんなことあり得ない。
「シロップ…」
机を探すのと同じことだ。
シロップがあれば…
私はシロップはいちごしか使わないし、樹里はみぞれが好きだから…
あったとしてもいちごとみぞれだけ。
思っていたより大きくて、豪快で、低い声で、私や樹里や母とも違う生き物なのだと再認識した。
気づけば久保川くんのことばかり。
彼氏もいたことない私なもんだから、家に男の子が来たってだけで、こんなに動揺しまくってる。
そんな自分の心に話しかける。
「あーそれより、机探して…ピアスに茶髪の色白男子も、探さなきゃ」
煩悩を断ち切るかのように、私は自分に言い聞かせた。
あの画像は、本当に私たちなのかな。
記憶にはないのに…こんなことあり得ない。
「シロップ…」
机を探すのと同じことだ。
シロップがあれば…
私はシロップはいちごしか使わないし、樹里はみぞれが好きだから…
あったとしてもいちごとみぞれだけ。