夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】

「……俺達も寝るか?
アカリも疲れてるだろ?」

「うん。……///。
あの、ね…。い、一緒に…寝たい///。」

何気無い、深い意味は絶対にない純粋なアカリの言葉。
そんな言葉や、照れながら見上げて訴える仕草の一つ一つに欲情する汚い俺。

世の中の夫婦が産後どの位で妻を抱くのか知らないけど、まだヒナタに授乳しているアカリにこんな気持ちになる自分が情けなくなる。

ヒナタを身籠っていると知ってから長期任務が明ける今日まで、不思議とそういう欲求は起こらなかったのに…。
きっとアカリを求めたくなってるのは、俺の心がアランの一件で不安定になっているからだ。

……もう、嫌だ。
そんな気持ちを埋める為に、久々に会えたアカリを抱きたくない。


「ん、わかった。一緒に寝よ。」

俺の笑顔と返答に嬉しそうに微笑む彼女と、部屋の明かりを消すとベッドに横になった。
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