夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
「今日一日、何でも私にお申し付け下さい。
必ずや、貴女が笑顔で溢れる時間に致します。」
俺がそう言うと、アカリが照れた様に微笑んだ。俺の大好きな笑顔。
「///…じゃあ、お願い。
私の事はお嬢様じゃなくて、アカリって…呼んで///?」
あの日と変わらない笑顔で可愛いお願いをすると、跪いていた俺の手を引いて立たせる。
「オッケー!じゃあ、敬語もなしな?
…でも。今日一日、俺に甘えてくれよ。
遅くなったけど、誕生日と結婚記念日の埋め合わせ…させて?」
「///……。すごい…。
それ…すごく贅沢な、プレゼントじゃない///?」
「……大袈裟だな。」
こんな些細な事しかしてやれない俺に、本当に嬉しそうにしてくれるアカリが愛おしくて…。
俺は自然と彼女を抱き締めてしまった。