夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
「そんなにお菓子ばっかり食べると健康に良くないですよ?
午後の依頼人が来るまでにまだ時間がありますね。私も休憩にしますから、一緒に昼食行きましょう。」
「お!いいね〜。
久々に食堂の日替わり特製丼食いたい、特製丼!」
シュウの言葉に目を輝かせ、お菓子を頬張りながらソファーを立ち上がる俺。
ワクワクしながら今日の特製丼が何かを思い浮かべていると、俺から顔を背けたシュウが口元を押さえて吹き出したように笑う。
「?…なんだよ?」
何か変な事を言ったか、と首を傾げると、席を立ち上がったシュウは「いえいえ。」と言いながら俺の側にやって来た。
「……可愛いな。と思いまして。」
「……。はい?」
「…なんてね。そんな事はいいから行きますよ、お昼時は混むんですから。」
シュウの意外な言葉を疑問に思いながらも、背中を押されて俺達は食堂へ移動した。
……
………。