夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
【港街/繁華街】
ユイ、17歳。
本日人生初めてのデート。
相手は、なんと実父。
「///……。」
少し前を歩いているヴァロンさんをチラッと見上げると、それだけでドキドキする。
背が高くて、スラッとした体型。
斜め後ろから見る綺麗な横顔。
普段のキラキラ輝く色素の薄い髪と瞳を隠して、今は黒髪に黒い瞳だけど…。
全然地味になんか見えなくて、格好良すぎる。
「!…あ、わりっ。歩くの早かったか?」
「!///っ…えッ?
あ、いえっ…!大丈夫ですっ…///。」
じっと見ていた視線に気付いたヴァロンさんは、立ち止まって振り返ると心配そうに私を見つめてきた。
絶対に真っ赤になっている顔を見られたくなくて、俯きながら自分の顔面で両手を広げて振ると…。その片手を、大きな手がそっと包み込んでくれる。
トクンッと跳ね上がる私の鼓動。
ユイ、17歳。
本日人生初めてのデート。
相手は、なんと実父。
「///……。」
少し前を歩いているヴァロンさんをチラッと見上げると、それだけでドキドキする。
背が高くて、スラッとした体型。
斜め後ろから見る綺麗な横顔。
普段のキラキラ輝く色素の薄い髪と瞳を隠して、今は黒髪に黒い瞳だけど…。
全然地味になんか見えなくて、格好良すぎる。
「!…あ、わりっ。歩くの早かったか?」
「!///っ…えッ?
あ、いえっ…!大丈夫ですっ…///。」
じっと見ていた視線に気付いたヴァロンさんは、立ち止まって振り返ると心配そうに私を見つめてきた。
絶対に真っ赤になっている顔を見られたくなくて、俯きながら自分の顔面で両手を広げて振ると…。その片手を、大きな手がそっと包み込んでくれる。
トクンッと跳ね上がる私の鼓動。