夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】

本当、だね。
私も今、リディア母さんと同じ気持ちだよ。

私とリディア母さん。
見た目は似ていないけど、この気持ちと心はきっとすごく似ていると思った。

……
………。


「お、いいじゃん!やっぱ似合う!」

着替えて試着室から出てきた私をヴァロンさんは笑顔で迎えてくれた。
さっき自分で選んだ服は、どれも着られちゃってる感じだったけど…。ヴァロンさんが選んでくれた服は丈も私の小さな身長と体型に全く違和感を出さなくて、馴染んでる。
でも決して地味じゃなくて、私が着ててもお洒落に見えた。

自分でも驚いていると、ヴァロンさんは私の三つ編みにそっと触れて微笑む。


「な、髪型少しだけいじってもいい?」

「え?…は、はい。」

私が返事をすると、ヴァロンさんは一度解いた三つ編みを綺麗に編み込みにしてくれて…。最後に裾を纏め上げる様に、可愛い花の型のピンで留めてくれた。
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