夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
……。
私の目に映るのは…。
私の方をじっと見ている、ヴァロンとクマさん。
///っ〜〜〜〜。
は、は…恥ずかしい〜〜っ///。
思わず20%割引きの言葉に反応してしまった自分が、すごく恥ずかしくて真っ赤になる。
きっと、ヴァロンは呆れてると思った。
毎月貰う生活費も、町娘だった頃の私からは考えられないくらいに高額だし。いつも、余らせて驚かれてしまう。
でも、ヴァロンにとったら妥当な金額で…。
怖くて、夫婦なのにまだ年収すらも聞けない。
貧乏性で、割引き券に目を輝かせて…。
夢の配達人、白金バッジの妻として自分は恥ずかしい存在ではないかと不安になって俯いた。
もう、止めようとペンを戻そうとした時。
「やります!
僕も書くんで、20%割引き券下さいね!」
大好きな声を弾ませてそう言ったかと思うと、アンケート用紙を手にしたヴァロンが私の隣に来てペンを取った。