夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
「……いつも、家計の事考えてくれてありがとう。俺、そういうの疎いから…。無駄使い多かったらちゃんと叱ってね?奥さん。」
私だけに聞こえる様にボソッと呟いて、ヴァロンはアンケートにペンを走らせてくれる。
ありのままの、私でいいって…。
言葉にされなくても、そう伝わってくる。
直接的な言葉よりも、心地良くて…。
いつも私の心を暖かくしてくれる。
私が喜ぶ些細な事を共感してくれるヴァロン。
大好きが溢れて、止まらなくなっちゃうよ。
いつの間にか恥ずかしさは消えて、喜びに変ってた。
顔が赤いのも恥ずかしいからじゃなくて、隣にいるヴァロンへのときめきに変わってる。
「///…よし!ちゃちゃっと書いちゃおう。」
ヴァロンのさり気ない優しさに癒されて、私は気を取り直すと順番にアンケートに答えて行った。
……。
しかし、最後の2つの質問に思わずペンが止まる。