夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
……
………。
そして、マオ様専属の使用人になって三ヶ月が過ぎた夜の事…。
いつもの様に会話していると、私の趣味にマオ様が深く興味を示してくれた。
「へぇ〜。手芸が得意って事はさ?
…その、人形とかぬいぐるみとかも作れるの?」
「は、はい。
難しい物だと少し時間がかかりますけど…///。」
「……。
ふ〜ん…。……。……。」
私が質問に答えるとマオ様は考え込む様に少し黙り…。
暫くしてボソッと呟いた。
「……あのさ。
それって、初心者でも…作れる?」
「!……。え…?」
「っ……だから。……。
僕でも作れるかな?って、聞いてるんです…ッ///。」
まさかの言葉に思わず聞き返してしまった私に、マオ様は恥ずかしそうにそう言った。
///っ……嘘、マオ様が…照れてる。
初めて見る可愛い表情に、胸がキュンッと疼く。