夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
「……フッ。
やはり処女にマオの相手は難しかったか。」
そう言われたかと思うと、恐怖で力の入らない私をアラン様はあっという間に机の上に組み敷いた。
その衝撃でグラスが床に落ち、ガシャン!と音を立てて割れる。
「!///っ…ア、アラン…さまっ…?」
「…仕方ない。
私が手解きをしてやる……。」
ニヤリと上がる口角。
それなのに笑っていない冷たい視線で見降ろされて、ゾクッと背筋が凍る。
っ……い、いやッ…。
何とか振り解こうとする私を、アラン様は簡単に片手で押さえ付けて…。
もう片手を私のスカートの中に忍ばせ、太ももをなぞっていく。
震え上がる身体。
「!///っ…ゃ、やめっ……。」
「私に逆らえばどうなるか…。
分かってるのか?小娘…。」
「!ッ……っ///。」
威圧感のこもった声で耳元に囁かれた瞬間、家族の姿が頭に浮かんで私はギュッと目を閉じた。