夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
「///っ…マオ、様……。」
胸を高鳴らせ勇気を出して顔を合わせると、マオ様はパッと私から手を離しそっぽを向いた。
「…今日は、もう自室で休んで下さい。
私の部屋には来なくて結構です。」
「!……ッ。」
一瞬で、心が沈む。
素っ気ないマオ様の態度と拒絶された様な言葉に、ズキッと胸が痛む。
マオ様はアラン様との打ち合わせに再び熱中し始めて、もう私を…見てくれない。
「っ……は、い…。
失礼…致します……ッ。」
っ……ゃ、だ……。
涙が、出そうっ……。
私は一礼してアラン様の部屋を飛び出すと廊下を駆け抜け、通路を曲がった所でうずくまる様に座った。
涙が頬をつたり、ポタポタと床に落ちる。