夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】

耳を疑った。
せっかくアカリに会えるのに、一緒に過ごす事が出来るのに…。
ヴァロンはそれを断った。

中で、アルバート様もなんとかヴァロンを説得しようと声を上げている。

でも、ヴァロンの返答は…。


「休暇を頂けるのでしたら、他にやる事があります。
…仕事を1日でも早く終わらせる。
今、私にはその事しか頭にありませんから。」

冷静な口調で、ハッキリと、そう言った。

……。

なんで?っ…なんでよ?
ヴァロンは、アカリに…会いたくないの?

そんな想いが込み上げて…。
なんだか、悔しいような悲しい気持ちになる。
< 69 / 290 >

この作品をシェア

pagetop