僕に、恋してみたら?



穏やかな、昼下がり。

仔犬みたいな先輩に、なつかれてしまいました。


「僕は、茉帆ちゃんのエッチな頼みはきいてあげられないけど」


え!?

いやいや、そんなつもりで頼んでませんよ!??


「ドキドキさせてあげるね」

「……ドキドキ、ですか?」

「うん」

「どうしてですか……?」

「だって、ほら。女の子は、恋すると可愛くなるでしょ」


恋……?


「僕に恋してみたら?」


先輩に……恋……ッ!?




< 39 / 288 >

この作品をシェア

pagetop