僕に、恋してみたら?
穏やかな、昼下がり。
仔犬みたいな先輩に、なつかれてしまいました。
「僕は、茉帆ちゃんのエッチな頼みはきいてあげられないけど」
え!?
いやいや、そんなつもりで頼んでませんよ!??
「ドキドキさせてあげるね」
「……ドキドキ、ですか?」
「うん」
「どうしてですか……?」
「だって、ほら。女の子は、恋すると可愛くなるでしょ」
恋……?
「僕に恋してみたら?」
先輩に……恋……ッ!?