いつかその夢にて永遠を。 〜最初で最後の永久の愛をあなたへ~
押しのけても、沢山の乗客がいるので、まだ腕だけ出している。

仕方ない。
助けてやるか。

グイッ。

その女の子の腕をひっぱって、乗客から引っ張り出してやった。

「ハアハア。」

2人で荒い呼吸をする。

「ありがとう。」

女の子は、私に、ぺこりと頭を下げた。

「いいのよ。」

「あら?あなたも、私と同じ学校なんだ。」
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