いつかその夢にて永遠を。 〜最初で最後の永久の愛をあなたへ~
「じゃあさ、これ。」

理優ちゃんは、持っていたナイフを南君に手渡す。

「悪いと思った方を刺せばいい。アンタと、あたし。」

駄目!
理優ちゃん、そんなことしたら、あなたが殺されるっ!

「フフフフフ。そんなの、決まっているだろうっ!」

南君は、ナイフを持った右手を大きく振り上げる。

駄目よ。
やめて!

理優ちゃんが、死んじゃうっ!
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