いつかその夢にて永遠を。 〜最初で最後の永久の愛をあなたへ~
「むしろ、そうして欲しかった。」

「?」

「君を残して先立った僕なんて、さっさと、忘れて立ち直ってくれたら嬉しかったけどさ。」

「フフフフフ。」

「な、なにがおかしいの?」

「分かってた。私が大人になる前に死ぬことなんか。だから、このままでも良かったの。」

そう。
これで、良かったのよ……………
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