いつかその夢にて永遠を。 〜最初で最後の永久の愛をあなたへ~
「さっさと忘れないの?」

違う。
忘れられないんだもん。

「つーか、怜依君って、誰?」

え。
あんた、幼稚園から一緒なのに、怜依が分からないの?

「つーかさ、堅苦しい。その服。着替えてこいよ。」

「5年前?そんなん覚えてんだ。くだらないわー。」

クラスメイトの男子が言った。

………………
口を慎め。
この、阿呆が。

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