いつかその夢にて永遠を。 〜最初で最後の永久の愛をあなたへ~
左手にしてある腕時計を覗く。

あら、やだ!
遅刻決定かしらぁー。

ダッ、ダッ、ダッ

慣れない革靴で慣れない道を走ってく。

もう!
こんな時に革靴履いてかなきゃいけないなんて!
中学の頃は、好きな靴でよかったのに。

長いワンピースのスカートの裾がヒラヒラと風にのってたなびく。
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