【短編】スキ❤キス
幸い人が少ないお陰で孝太が早く戻ってきた。

「孝太・・おつかれ!!」
「おう!!はい」

「ありがとう」
「どういたしまして!!」

「じゃぁ・・・しばらく下でコーヒーでも飲むか!」
孝太はそう言うと私の意見も聞かずに、手を引っ張っていった。

本当に孝太は強引だね・・・。
でも何で私、孝太の事スキになったんだろ・・・。

「亜由美!パフェ食おう!!」
「うん、でも食べる時間あるの?」

「じゃぁ・・・ジュース買って飲むか・・・」
孝太は少し残念そうに言った。

「孝太!見た後に食べよ!」
「そうだな」

孝太はそう言うと私の好きなイチゴミルクを買ってくれた。
「ありがとう!孝太、私これ好き」

「前に亜由美、イチゴミルクスキって言ってたじゃん!」
「そうだね!ていうか・・私イチゴすきじゃん」

「何だよ・・・亜由美忘れてた?」
「時差ぼけ?」

「何の時差だよ!」
「孝太と居るときの時差ぼけ?」

「バーカ!!」
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