【短編】スキ❤キス

「亜由美、そろそろ帰ろうか!」
私は自分の腕時計を見た。

時間は、6時5分。
「そうだね!」

私は少し悲しくなった。
「亜由美!帰ったらメールするから」

孝太は笑顔でそう言って帰った。

「孝太・・・・」
「どうしたの?亜由美ちゃん❤」

「わ!お姉ちゃん」
「そんなに驚く事?」

「驚くよ!いきなり出てこられたら!!」
私はお姉ちゃんに勢いよく言った。

「亜由美もよく言うようになったわねぇ❤」
「お姉ちゃん!!」

「香子(きょうこ)!いい加減にしなさい」
お母さんが怒って出てきた。

ちなみに香子は私のお姉ちゃんの名前。
「お母さんは亜由美の味方?」

「いいえ、香子の味方よ❤」
お母さんはどうもお姉ちゃんに弱い。
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