ヨモスガラ、キミオモフ。
お願い。
「ただいま~」
少し疲れが滲み出たような声で帰宅を告げる。
あの後、カラオケに急いだ私に待ってたのは、ニヤニヤした表情が剥がれない、若干興奮気味の彩ちゃんと悠里ちゃん。
最初は気持ちがバレたんじゃないかと、だいぶタジタジしながら質問に答えて。
でも、結局カラオケそっちのけで、ただただいっちゃんの格好良さについて語る2人に相槌を打つだけだった。
とりあえず、私の恐れているようなことは起こらなかったから、一安心。
変な緊張状態にずっと居たから、ちょっと疲れちゃったなぁ。
そういえば、今朝は早起きもしたし。
今日は早く寝ようっと。