海の底に眠る祖国
そんな感じで、第2次世界大戦以降4度の大戦で「今日は何だか騒がしいのぉ」「爺ちゃん、今戦争中だよ」という具合には日本はボケていたのだ。
平和ボケである。
憲法第9条の戦争をしない、などの規定もあるが、それ以外の諸々の理由があり日本は4度あったどの戦争にも加わらずのほほんと暮らしていた。
何故、世界中が戦争の嵐に巻き込まれている中、日本はのほほんと暮らせたのか。
ここに「ラッキー老国」の「ラッキー」の所以がある。
ラッキーだったのだ。
鎌倉時代、元軍が2度攻めてきた時、嵐が2度とも起こり日本は助かったという話はご存知だろうか?
元軍が日本に来た時使った海は嵐が起きやすかったという説もあるが。
当時の人々はその嵐を日本を守ってくれたありがたいものとして「神風」と呼んだ。
それだ。
それが、日本の周りを守るように戦争中ずっとあったのだ。
つまり、日本周辺の海は常に嵐。
空戦のために出された戦闘機は悪天候に次々墜落。
戦艦大和級のどデカい船さえも操縦不可能なほどの大嵐であった。