ガード
『え、いや、ちょっと待って。そんな高いお金ないんだってば。』
『出世払いでいい。』
そっけなく返してきた翔だが、これは一大事だ。
『私、いつものスーツにコサージュ買ってつけていくから。大丈夫だよ。』
『いいって。そんなんじゃ浮くぞ。』
そんな押し問答を繰り返しているとあずさまで便乗してきた。
『俺も行くわ。2人じゃ心配だし、ちょうどフォーマルスーツ一着欲しかったんだよな。』
ボディーガードがなぜフォーマルな服を欲しがるのかが謎ではあるが、いまはそれどころじゃない。
***
押しに押されつ、やっと私はしぶしぶ翔たちと買い物に行くことを承諾した。
『いつか絶対返すから。』
『『はいはい。』』
実に軽く受け流す男性陣だ。
ごたごたしながらも結局は丸く収まり、買い物はこの週末に決まった。
あれだけ渋りながらもベッドにつきながら私は、嬉しさなるものがこみ上げずにはいられなかったのである。
『出世払いでいい。』
そっけなく返してきた翔だが、これは一大事だ。
『私、いつものスーツにコサージュ買ってつけていくから。大丈夫だよ。』
『いいって。そんなんじゃ浮くぞ。』
そんな押し問答を繰り返しているとあずさまで便乗してきた。
『俺も行くわ。2人じゃ心配だし、ちょうどフォーマルスーツ一着欲しかったんだよな。』
ボディーガードがなぜフォーマルな服を欲しがるのかが謎ではあるが、いまはそれどころじゃない。
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押しに押されつ、やっと私はしぶしぶ翔たちと買い物に行くことを承諾した。
『いつか絶対返すから。』
『『はいはい。』』
実に軽く受け流す男性陣だ。
ごたごたしながらも結局は丸く収まり、買い物はこの週末に決まった。
あれだけ渋りながらもベッドにつきながら私は、嬉しさなるものがこみ上げずにはいられなかったのである。