不釣合い。
はぁ〜疲れた〜。

家に着いた私はベッドへ倒れ込んだ。

取り敢えずお風呂沸かそう。

私は重い体を引きずりながらお風呂のスイッチを入れた。

あっ、この前貰った入浴剤使ってみようかな。

友人に誕生日プレゼントで貰って勿体無くて使えなかった入浴剤があった。

そう言えば、ビールあったかな。

私は冷蔵庫へ向かった。

冷蔵庫を開けるとビールが一本残っていた。

もう一本しかない。また買わなきゃ。

私はまたベッドへと倒れ込んだ。

、、、

、、、

はっ!

寝てた!今何時!?

私はベッドから飛び起きた。

まだ外は暗く朝ではないことはわかった。

あーよかった。寝坊はしてない。

落ち着いて時計をみると、11時をまわっていた。

あちゃー。早くお風呂入ろう。

私は急いで服を脱ぎ捨てお風呂へ急いだ。

入浴剤。入浴剤。

私は浴槽へ入浴剤を投げ入れた。

爽やかなシトラス系の香りが充満した。

わぁー。いい匂い。

私はちょっぴり幸せな気分になった。

鼻歌混じりに髪と体を洗い

いざ湯船へ

うん。この匂い大好き。

バシャバシャと子供のようにお湯で1人遊びをしているとある事に気付いた。

あ!メール!どうしよう!

さっきまでの幸せな気分がちょっぴりブルーになった。

どうしよう。

私は顔を半分沈め、ブクブクと泡だてた。

はぁ、どうしよう。

男の人とメールなんてした事ないよ。

25年間恋愛に縁のなかった私は恋愛偏差値が幼稚園児レベルだ。

どうしようどうしようと色々考えてるうちに少しのぼせてしまった。

うーん。少しクラクラする。

私は風呂をあがり全裸にタオルというスタイルで冷蔵庫の前に立った。

冷蔵庫にはキンキンに冷えたビール。

プシュっと心地良い音が部屋に響く。

ゴクゴクと渇いた喉に心地良い炭酸の刺激。

疲れた体に染み渡る。

『ぷはーっ。うめーっ』

思わず独り言を呟いてしまった。

全裸にタオルにビール。

はたからみたらただのおっさんだ。

お弁当は明日チンして食べよ。

私は冷蔵庫から残り物と今日貰ったお菓子をつまみに残りのビールを飲んだ。

あっ、メールどうしよう。

私は一気に現実に戻された。

私は散々悩んだ挙句簡単なメールを送った。

【お疲れ様です。桜です。寝てたらごめんなさい。今日お菓子ありがとうございました。明日も頑張りましょう^_^】

私は携帯を握りしめてまたベッドへダイブした。

〜♪〜♪

ベッドにダイブして数分でメールの着信がなった。

長谷川さんからだった。

【桜ちゃんメールありがと^_^まだ寝てないよ。
今日は急な仕事ごめんね。ホントありがと。ゆっくり休んでね。】

私はそのメールを読み、また深い眠りへとついま。
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