お前のこと、誰にも渡さないって決めた。
○恋は盲目
*
*
「夏奈ちゃん!!久しぶり!」
「一週間ぶりだね」
夏休みが終わり、二学期が始まった。
夏奈ちゃんと会うのは夏祭り以来、一週間ぶり。
本当は会いたくて仕方なかったんだけど、課題を終わらせることに専念していた。
「で、課題は終わったの?」
夏祭り前に、とっくに終わらせていた夏奈ちゃんが私に聞く。
「もっちろん!バッチリだよ〜」
ピースサインをして見せると、
「よかったね」
と夏奈ちゃん。
「けど、そういえば明日課題テストだよ」
「うっ……」
夏奈ちゃんの言葉で、テンションは急降下。
そんな現実、忘れておきたかった………
「はーい、HR始めるぞー。席つけー」
そこで担任の声がして、夏奈ちゃんとの会話は一旦中断。
はぁ……今日家帰ったら、課題テストの勉強しないとなぁ……。
*
「えー、今月末に体育祭が行われる。それで、委員長の浅野を中心に種目決め、それから練習日程を決めてほしい」
一通りの業務連絡のあと。
“体育祭” の言葉にクラスがざわめいた。
それは、私と夏奈ちゃんも例外なく。
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「夏奈ちゃん!!久しぶり!」
「一週間ぶりだね」
夏休みが終わり、二学期が始まった。
夏奈ちゃんと会うのは夏祭り以来、一週間ぶり。
本当は会いたくて仕方なかったんだけど、課題を終わらせることに専念していた。
「で、課題は終わったの?」
夏祭り前に、とっくに終わらせていた夏奈ちゃんが私に聞く。
「もっちろん!バッチリだよ〜」
ピースサインをして見せると、
「よかったね」
と夏奈ちゃん。
「けど、そういえば明日課題テストだよ」
「うっ……」
夏奈ちゃんの言葉で、テンションは急降下。
そんな現実、忘れておきたかった………
「はーい、HR始めるぞー。席つけー」
そこで担任の声がして、夏奈ちゃんとの会話は一旦中断。
はぁ……今日家帰ったら、課題テストの勉強しないとなぁ……。
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「えー、今月末に体育祭が行われる。それで、委員長の浅野を中心に種目決め、それから練習日程を決めてほしい」
一通りの業務連絡のあと。
“体育祭” の言葉にクラスがざわめいた。
それは、私と夏奈ちゃんも例外なく。