お前のこと、誰にも渡さないって決めた。
○認めたくないけれど【光希side】
〖光希side〗
たぶん、おかしい。
最近の俺はちょっと変だと自分でも思っていた。
「なんか、光希、体育祭終わったあたりから、妙にイライラしてね?」
移動教室の途中、利樹にそう言われて、自分では自覚していなかったものの、納得した。
「……そーかも」
首を傾げながら頷いた俺に、利樹は怪訝な目を向ける。
「やっぱりおまえ、変だよ。体育祭の日、なんかあったわけ?」
すでに体育祭から、一週間ほどが経っていた。
利樹が言うには、体育祭の日以来、俺の様子がおかしいらしい。
自分では、全く気づいてなかったけれど、言われてみれば確かに少し気が立っていたような気もしたり。
たぶん、おかしい。
最近の俺はちょっと変だと自分でも思っていた。
「なんか、光希、体育祭終わったあたりから、妙にイライラしてね?」
移動教室の途中、利樹にそう言われて、自分では自覚していなかったものの、納得した。
「……そーかも」
首を傾げながら頷いた俺に、利樹は怪訝な目を向ける。
「やっぱりおまえ、変だよ。体育祭の日、なんかあったわけ?」
すでに体育祭から、一週間ほどが経っていた。
利樹が言うには、体育祭の日以来、俺の様子がおかしいらしい。
自分では、全く気づいてなかったけれど、言われてみれば確かに少し気が立っていたような気もしたり。