お前のこと、誰にも渡さないって決めた。
○クリスマスデートは誰のもの?
*
*
一週間にわたる補習も無事終わり、
明日からはとうとう冬休み。
寒さが増すなか、今日は終業式のために学校に来ていた。
「夏奈ちゃんっ、またラインするから、冬休みも会おうね!?」
「もちろん!」
笑顔で頷いた夏奈ちゃん。
そんな夏奈ちゃんは、私とみっくんのわだかまりが溶けたことを伝えると、
『ほんとに、よかったね……っ!!』
って、まるで自分のことのように喜んでくれたんだ。
そんな夏奈ちゃんの反応があったかくて嬉しかった。
やっぱり、夏奈ちゃんはいちばんの友達だよ。
ゆるゆると頬を緩めながら、夏奈ちゃんが大好きだってことを実感していると。
「ひまりちゃん、今ちょっといい?」
突然名前を呼ばれて、振り向くと、
そこには手招きしている翔太くんがいた。
今は、大掃除の前の休み時間。
とくに用事も何もないし、断る理由もなくて、招かれるがままに翔太くんの元へ駆け寄った。
*
一週間にわたる補習も無事終わり、
明日からはとうとう冬休み。
寒さが増すなか、今日は終業式のために学校に来ていた。
「夏奈ちゃんっ、またラインするから、冬休みも会おうね!?」
「もちろん!」
笑顔で頷いた夏奈ちゃん。
そんな夏奈ちゃんは、私とみっくんのわだかまりが溶けたことを伝えると、
『ほんとに、よかったね……っ!!』
って、まるで自分のことのように喜んでくれたんだ。
そんな夏奈ちゃんの反応があったかくて嬉しかった。
やっぱり、夏奈ちゃんはいちばんの友達だよ。
ゆるゆると頬を緩めながら、夏奈ちゃんが大好きだってことを実感していると。
「ひまりちゃん、今ちょっといい?」
突然名前を呼ばれて、振り向くと、
そこには手招きしている翔太くんがいた。
今は、大掃除の前の休み時間。
とくに用事も何もないし、断る理由もなくて、招かれるがままに翔太くんの元へ駆け寄った。