お前のこと、誰にも渡さないって決めた。
○いちばん好き、だいすき。
〖ひまりside〗
「みっくん!ごめん、待った……?」
家を出ると、既にみっくんは待っていて慌てて謝ると。
「遅い」
みっくんにばっさりと切り捨てられてしまった。
さすがはみっくん、『俺も今来たとこだよ』なんて甘いことは言ってくれないみたい。
一応、待ち合わせ時間には間に合ってるんだけどなぁ。
むーっと少し頬を膨らませながら、みっくんを見上げると、みっくんは少し頬を染めて視線を逸らしてしまう。
そんな仕草に私が首を傾げると、
「行くぞ」
「あっ、待って……!」
みっくんが無愛想にそう言って歩き始めたから、慌てて後を追いかけた。
今日は年が明けて、1月1日お正月。
みっくんとこれから、近所の神社に初詣に行くのです。
「みっくん!ごめん、待った……?」
家を出ると、既にみっくんは待っていて慌てて謝ると。
「遅い」
みっくんにばっさりと切り捨てられてしまった。
さすがはみっくん、『俺も今来たとこだよ』なんて甘いことは言ってくれないみたい。
一応、待ち合わせ時間には間に合ってるんだけどなぁ。
むーっと少し頬を膨らませながら、みっくんを見上げると、みっくんは少し頬を染めて視線を逸らしてしまう。
そんな仕草に私が首を傾げると、
「行くぞ」
「あっ、待って……!」
みっくんが無愛想にそう言って歩き始めたから、慌てて後を追いかけた。
今日は年が明けて、1月1日お正月。
みっくんとこれから、近所の神社に初詣に行くのです。